大したことなかったポメラニアン

公園に着くと、駐車場から数段の階段を下りて公園に入る。

階段の上で匂いを嗅ぎ嗅ぎしていると、遠くからすごい勢いでポメラニアンちゃんが吠えながら走ってきた。

年配のおば様方が４名ほどでその子を追いかけてきた。

ポメラニアンちゃんはクローバーの姿を見つけて近寄ってきたのだ。

「○○ちゃん、なんじゃー、あー、待てー、ワンちゃんがいたのかー、こらー待てー・・・」と、飼い主さんはもちろん追いつかず慌てていました。

クローバーも何だ？と見ている。

とっさにどうしようか考えた。

ポメラニアンちゃんは噛み付くかな？吠えるだけかな？クローバーはどうするかな？

もしクローバーにかかってきたら、ママはクローバーを抱っこしようと考えていた。

階段の下まで来ました。

走ってきた勢いあまり、でも足が短かったから二段目に上がれず顔からゴチンとぶつかった。

なんともかわいい。

そこで吠えるのも終わり、飼い主さんに捕まる。

なんだったのか、クローバーもママも言葉がなかった。

ビックリしたのは、おば様達。

しきりに「あ～びっくりした～。ゴメンナサイね～。ワンちゃんがいたのね～、こんなに早く走ったの初めて見たわ～。最近こんな早く走ることなかったわ～」などと言いながら去っていきました。

相手にしていなかったのか、めずらしくクローバーは落ち着いていたので良かった。

山の散歩は気持ちがいい。

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